骨董品査定に重要な「箱と箱書」

箱と箱書に関しては骨董品の査定で重要なポイントになる場合が多くあります。
箱の材質や造りで中身を見る前にある程度の判断材料になったり、
表記されている言葉でその中の作者や伝来など知ることが出来ます。
箱だけでも奥が深いんです!

箱にまつわる言葉の種類をまとめてみました。

落款(らっかん)
落成款識の略語が落款です。署名、印、花押など全般を指す総称になります。落款により、
書き手は作者、極書をした人物、命銘者、伝来を記録した人などを挙げることができます。

花押(かおう)
署名を記した下に書く判のこと。華押とも書きます。これは自己の書であることを証明する為のもの。
花押は独特な形容を作り出しており、名前の一部を崩しているものもあれば、動物を図案化してものもあります。

印(いん)
擦し印のことで、庵号、称号などが記されています。
文字は陽刻と陰刻があり形も瓢、楕円、角、亀甲など様々です。

在印(ざいいん)
本来は作者自身が品物に擦した印を指しますが、箱書を書いた人の印の場合もあります。

在銘(ざいめい)
作者が記入する場合もありますが、銘を付けた人物が箱に書き付けることもあります。
字形や漆書も珍しくありません。小堀遠州、松平不昧、片桐石州など大名系は箱蓋の甲に、
千家、藪内流では蓋裏に書く場合が多くなります。

貼紙(はりがみ)
銘や伝来などを記した紙。箱の外側に貼り付けてある場合が多い。

貼札(はりふだ)
所蔵者印や品番を記した整理する札。

箱書(はこがき)
箱の蓋の甲や裏に、収納する品名や作者、伝来などを書き記す総称。書付とも呼ぶ。
墨で書かれていることが一般的ですが、箱の素材によっては漆書や蒔絵などによる字形を置く場合もあります。
また貼紙であることも箱書となります。箱書は本来、茶器を作らせた人、茶器として取り上げた人、所持愛玩した人などによって書かれるものですが、
所持者の依頼により、有名茶人や家元宗匠が行う場合が多くあります。箱書は極書とは正確を異にします。

極書(きわめがき)
作者や伝来など、鑑識の結論を簡潔に書き付けたもの。
箱書、極札などの形式を取ります。

伝来書(でんらいがき)
器物の伝来を記したもの。

添状(そえじょう)
伝来や極めを別に記した添状が付いている場合を呼びます。

添文(そえぶみ)
作品に関連した手紙が添えてある場合を呼びます。

次第(しだい)
器物に添っている物全体をいいます。
たとえば茶入の場合は、仕覆、牙蓋、挽家、箱、中箱、外箱など付属品全般のこと。

元箱(もとばこ)
新しく箱を作った場合に、元々収められていた箱を元箱といいます。

共箱(ともばこ)
作者が作品を作ったときに、同時に作られた箱をいいます。注文主が作った箱も同様に共箱といいます。
ただし、いずれも作者または注文主の落款があること。

仮箱(かりばこ)
本来の箱が無かったり、修理中であったりした場合、仮に入れておく為に用いる箱。

以上が主に箱にまつわる言葉になります。
箱だけでもまだまだ奥が深く、箱の素材や二重、三重になっている箱など
知っておきたい知識がたくさんあります。
また次回も是非お読みいただければと思います!
骨董品の査定は鑑定士まで。

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