過去に貴金属の相場を大きく動かした要因とは

貴金属には色々な種類がありますが、
主に一般的に取引されているのは金(ゴールド)プラチナ、銀製品の3種類がメインになります。
20年程には一番高価な貴金属はプラチナが当たり前でしたが
現在(2019/04)では金とプラチナが逆転し、一番高い貴金属は金(ゴールド)となっています。

ではなぜそこまで金価格が上昇しているのか?

それはスマートフォンの部品や金製品の需要高などの影響もありますが、
一番の要因は世界中の投資家によるリスクオフとして売買されている要因が一番でしょう。

さらに近年では金の採掘量が全体で横ばいから減少傾向にあり、今後ますます減少していく可能性があります。

需要の面では宝飾品需要が半数で、投資用の需要がそれに次いで多くなります。また新興国を中心とした金の公的需要が増えて中央銀行の金保有が積極的に行われていることから金の価値が落ちる要因が少ない現状です。

過去の歴史的事件で金相場は大きく動いてきています。まず、不況の時や世界を巻き込んだ紛争では地政学的リスクが上昇し、リスクが高い金融商品や株式が売られ市場にドルが増え、そこから金へと資金が流れ金価格が値上がりする傾向があります。

過去の金相場変動要因

 

1979年 アフガニスタン侵攻
1979年から1989年の間にソ連とアフガニスタンで起った戦争。
当時国際的にも影響力の高いソ連が起こした紛争により政治不安になり、一時的に金価格が高騰しました。

1985年 プラザ合意
1985年9月22日にG5(先進国5か国)により発表された為替レート安定化に関する合意の通称。ドル高更正が承認されて、それまでのドル高が一転してドル安になる。その影響で金価格は上昇を続ける。

1989年 冷戦の終結
1989年に44年間続いたアメリカとソビエト連邦の戦争の終結。(実際には軍事力の衝突は無かった戦争)この国際的緊張が緩んだ事とIT革命によるアメリカ経済の好景気がドルへの信頼を回復させ、金は売れれる傾向になり。金価格は低迷を始める。

1999年 第一次ワシントン協定
金価格の急激な下落を防ぐために以下のことを国際的に定めました。
1.今後も金の価値は世界各国重要な準備資産であること。
2.各国の中央銀行は、市場に売り手として参加しないこと。
3.決定済の金売却は、今後5年間にわたり協調規定のもとで実施される。年間の売却量400トン以下、5年間で合計売却量は2,000トンを超えない。(2,000トンは、売却決定済みの1,715トンが含まれている。)
4.署名国中央銀行は、金の貸出、金のデリバティブ取引を拡大しないことにも合意。。
5.5年後にこの協定は見直されること。

2001年 米同時多発テロ
アメリカで同時多発テロ以降、緊張が高まりさらにITバブルの崩壊と合わさり金価格は大幅に上昇する。「有事の金」で価格は上昇する。

2008年 リーマンブラザーズの破綻
アメリカでも有数な巨大企業が破綻。それに伴い米ドルの信用が急落し、多くの金融商品が値を下げる。金も一時的に下落するが、どの投機商品よりも資金が戻り始め、景気回復のための金融緩和策によりドルの市場流通量が増え物価が上昇する。

2010年 中国経済の好景気
中国での経済発展が著しく、貴金属の中では特に好まれる金製品の需要が伸びる。

以上が大きく相場を動かしている要因かと思われます。

もちろん今後はどうなるか分かりませんが、金の価値は今現在も高い位置で推移しております。

当店では引き続き金製品の買取を強化しております。

毎日変動する金相場を随時更新中です。

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